再就職手当を拡充へ 給付率引き上げ検討
厚労省、再就職手当を拡充へ 給付率引き上げ検討
厚生労働省は失業者が早期に再就職した時に支給している「再就職手当」を拡充する検討に入った。失業手当の残りの受給日数分の40~50%に相当する額を給付しているが、2011年度にも給付率を5~10%程度引き上げる方向だ。
再就職手当の給付率は原則30%だが、11年度末までの暫定措置として40~50%に引き上げている。厚労省は給付率をさらに引き上げるとともに、暫定措置が切れる12年度以降も継続する方針。失業の長期化傾向に歯止めをかける狙い。
再就職手当は失業手当の受給日数を3分の1以上残して正社員に再就職した場合などに支給される。
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景気の回復が遅れ、失業率がなかなか改善されない現状から早期の再就職を促すための再就職手当の拡充は有効だと思います。セーフティネットとしての雇用保険制度の役割から失業中の給付ももちろん重要ですが、失業期間を長引かせないためにもこういった措置が必要になってくると思います。これと合わせて企業側にも雇い入れの際の給付がさらに拡充されれば、失業率改善に向け相乗効果が期待できると思います。
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