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最低賃金引き上げ額を15円前後に

日経新聞(2007/8/2)より引用———-

最低賃金引き上げの目安、15円前後に・厚労省方針

 厚生労働省は1日、最低賃金を引き上げる目安について時給15円前後で調整する方針を固めた。中央最低賃金審議会(厚労相の諮問機関)を10日をメドに開き、正式決定する。厚労省は当初、30円前後の高い引き上げを視野に入れていたが、地方や中小企業の経営状態悪化を懸念する経営側委員の声に配慮し、引き上げ幅を最低限に抑える。

 2ケタ台の引き上げは、引き上げ幅を目安として時給換算で示す今の制度になった2002年度以来、初めての高い水準。今の最低賃金額は全国平均で673円だが、10月以降は最低15円前後は上がる見通しだ。

引用ここまで———-

 最低賃金の改定についてです。13円から34円の間で引き上げ額を検討するとしてした最低賃金ですが、経営者側の反発もあり15円前後に落ち着きそうです。しかし15円前後というのは大きな引き上げ額ですので、企業に与える影響というのも大きなものになることが考えられます。今回の記事どおり地方や中小零細企業についてはまだまだ景気の浮揚感を感じられないのが実態です。この15円前後という最低賃金の引き上げも労働者側にとってはもちろん朗報ですが、経営者側にとっては正直厳しいところもあるのではないでしょうか。

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