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国庫負担引き上げできなければ2049年に年金破綻

読売新聞(2007/9/5)より引用———-

公的年金 2049年に破たん

国庫負担引き上げ不可能なら

 政府・与党が2009年度までに目指す基礎年金の国庫負担の2分の1引き上げが09年度以降も実現しない場合、公的年金の財政は49年に事実上破たんすることが4日、厚生労働省の試算で明らかになった。

 公的年金加入者に関係する基礎年金は、現在、3分の1強が国庫負担だが、04年の年金改革関連法で、09年度までに2分の1に引き上げることが明記された。必要な財源は、消費税で1%分に相当する2・5兆円で、年末の税制改正で財源の確保策を議論する必要があるとされる。

 厚労省の試算は、仮に2・5兆円の財源が確保できず、現状のまま年金を運営した場合を想定。その結果、現在は約150兆円ある年金積立金が49年にはゼロになり、現在20歳前後の人が本来もらえるはずの年金額が大幅に毎年減っていく事態となる。

 政府・与党内では、消費税率の引き上げが実現できない場合は、〈1〉赤字国債の発行〈2〉他の税収を充てる――などの案が検討されている。ただ、いずれも財政悪化が予想され、政府が目標とする11年度基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化は実現が困難になると見られている。

引用ここまで———-

 昨日に続き年金についての記事です。やはり国庫負担の増加は避けられない状況のようですが、その負担の財源をどこに持ってくるかが問題です。やはり消費税にしわ寄せがくるような気がします。年金については今までの資金の運用方法や記録の管理等について言いたいことは山ほどありますが、過去のことをいつまでも引きずっても解決はしません。とにかく今後について年金制度を立て直し、安心して老後を迎えられるような制度改革を行って欲しいものです.

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