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経団連会長「入社時から給与に格差を」

朝日新聞(2007/7/26)より引用———-

「入社時から給与に格差を」経団連会長、フォーラムで

 日本経団連の夏季フォーラムが26日、静岡県小山町で開幕した。約40人の財界人が参加し、初日は教育問題を議論。御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)は、学生を成績や論文で評価し、入社から給料に格差をつける仕組みの導入を提案した。

 御手洗会長は、採用の改革について「平等に採用して会社では年功序列。競争の原理からほど遠く、イノベーション(革新)は生まれない。社会正義を平等から公平に変え、それに沿った学校教育、採用試験、給料体系にしないといけない」と呼びかけた。

 また、教育再生会議座長代理の池田守男・資生堂相談役が講演の中で、初等・中等教育現場の問題点を指摘し、学校選択制の導入やゆとり教育の見直しの必要性を訴えた。

引用ここまで———-

 日本経団連の御手洗会長のコメントです。日本は資本主義社会ですので当然競争原理が働き、こういった給料格差についても出てくるのは当然といえます。しかし、長い間年功序列制、終身雇用制による雇用体勢を続けてきた日本においてこういった仕組みを導入することに抵抗がある方もいるのではないかと思います。成果主義賃金もそうですが、日本の文化に合っているかどうかといえばそうではないような気がします。ただ資本主義である以上競争原理は必要と考えますので、こういった仕組みを導入するのであれば、段階を踏んで、徐々に進めていくのがいいのではないかと思います。

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